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2008年 05月 10日
危険?なレンズ
つい先日ジャンクワゴンから掘り出した、このレンズ。一応FDマウントでも使えます。
分解して軽くカビ取りしてみた。写りが良ければもう1回ばらしてみようと思うが・・・

これの何が危険って?
開放絞りが1.2で手に負えないとか、ボケすぎてよく判らないとか・・・

いえ、いえ。
危険と感じる(思う)人は絶対・絶対手を出さないレンズなのです。
危険?なレンズ_c0128492_0412617.jpg


FL58mm F1.2 1型。
いわゆる、アトムレンズとか放射能レンズとか言われるモノで、光学特性を上げるためにレンズに酸化トリウムを混ぜている様です。
この他には、ライカのズミクロンや、ペンタックスのスーパータクマー50mmF1.4が有名らしいです。
この写真では判らないですが、レンズは黄色く変色しています。
これは、ブラウニング現象と言って、高速中性子によるガラスの黒化現象だそうです。

そう。
このレンズ、ごく僅かに被爆するんです。
微量のガンマ線が出ています。

普通に使う分には(多分)問題ない放射線量です。知らずにアトムレンズ使ってる人も
居られるでしょうし、ズミクロンは空気も写ると言われた名玉です・・・

アトムレンズだからって、FL58mm1.2が最高の写りと言う訳ではないそうです。
逆に、無理に明るくした為につまらないレンズになってるとの評価もあります。


さて、こんなレンズ。あなたならどうします!?




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by s-tecseven | 2008-05-10 00:00


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